ソーク研究所

アーキウェルワークス

2008年09月25日 19:35

細菌学者のジョナス・ソーク博士がリチャーズ医学研究棟(残念ながら手元に資料がありません。)を見て感銘を受け、「芸術家のピカソを招いてもいいような研究所を」という依頼で始まった計画。




リチャーズ医学研究棟では縦に割れていた「サーブド・スペース」(サポートされる機能空間)「サーバント・スペース」(サポートする機能空間)の関係性が、ここでは設備的には上下2層に分かれ、さらには共同作業を行う実験室と明確に分けられる形で、居住性に配慮した個人研究用の個室を、中庭に面して左右対称に、45度の角度で重なり合いながら横に張り出させている。
そしてその外観を、明るい砂色のコンクリートに良くマッチした窓枠のチーク材の生成りの色合いとのツートーンで際立たせつつ、印象的なファサードを形作ることに成功した。

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